はじめての習いごと。


ピアノ教室へ行ってきました。
歩くこと20分。
大好きなりすのクッキー屋さんと、いつもやきたてのパン屋さんと、
そして行き慣れている駒場野公園の近くにある、ピアノ教室。
ピアノの音色、やっぱりいいなあ。
小さい頃に、母がいつもかけていたレコードも、ピアノの曲ばかりでした。


先日からひっかかっていることばがあります。
 PLAY
子どもたちの大好きなこと。あそぶこと。
でも、楽器を奏でることも、演じることも、勝負をすることも……PLAY。
PLAYにはたくさんの意味があって、どれも、子どもだけのものではないなぁ、と。


今日の play the piano たのしかった!
この間の play house たのしかった!


東京おもちゃ博物館は、PLAYを子どもといっしょに楽しめる場所でした。
木の香り、木の温もり、木の手触りは心を落ち着かせてくれます。
そして、なんだかいい音が響きます。
木のおもちゃの音は、どんなにがちゃがちゃ、がらがらどっしゃーんでも
騒音には聞こえないんです。
むしろ、どんどん触って、どんどん音を聞かせてほしいと思うくらい。


いちばん好きな音に出会えました。
そろばんの音。

ひんやりした、無数のそろばんに手を入れて、私もいつまでもかき回していました。
そろばんを弾くパチパチパチとは、また違う、いい音なのでした。


娘のピアノの日には、私は、いろんな音を思い出したり、考えたりして、
ゆったりの午後を過ごしています。