走る。すべる。あそぶ。

子どもたちを、私が子どもの頃あそんだ場所へ連れていくと
不思議なことがおこります。
子どもの姿が、自分の幼い姿に重なり、デジャヴのような
心がくすぐったいような、本当に面白い感覚になります。


梅が見たくて、羽根木公園へ行きました。


あった!


あ、これも!


巨大迷路もまだ残っていて、大人ふたり、子どもふたりが
はーはー言いながら走って、追いかけまわしっこしました。


子どもはあそびの天才です。
そう言ったのは、大好きな加古里子さん。
小さなものから、大きなものまで、何でも自分の玩具にしてしまう
天才的な力があります。
何もなくても、立派なあそびを発明して、走りまわっているようです。


子どもたちを連れて、昔よくあそんだ場所に来ると、かつて子ども
だった私を見て、父や母もそう感じたのかな…と心がきゅんとします。


いつの日か、子どもたちが父や母になって、そんなことを感じてくれたら
私は泣いてしまうだろうなあ。