お昼休み、私、号泣しました。

子どもが語る5つの物語と、母が語る5つの物語。
どうしてこんなに泣けてしまうのでしょう。
自分が母だから、なのか、大切な母との「進行形」を振り返って…からなのか。
とにかく、ご飯どころではならなくなりました。


母と子、その間には壁もあります。
母の言い分、子の言い分、言葉や言葉にもならないものが
いつもその間を行き交います。
でも、臍の緒でつながっていたという、愛しい真実があります。
その臍の緒を切って、子どもを私たちの世界に送り出したのは、
彼らの父親でした。
そこで家族がはじめて生まれたような気がします。


この本のあとがきに、こんな言葉がありました。

 できた、のではなく授かった。
 産んだ、のではなく産まれてくれた。
 育てる、のではなく育つ。


「私」がという主語を「子ども」が、に変えてみると
見方、感じ方、受けとめ方、接し方までがガラリと変わる気がします。


本を読んで泣くなんて、久しぶりでした。
『百万回生きたねこ』と『からすたろう』と
『The Empty Pot』以来でした。