窓のある子ども部屋。
いつかどこかで聞いた
- a room without books is a house without windows -
という言葉。
子ども部屋をイメージした売場を作りたい、と思ったとき、
絵本作家の新井洋行さんにお願いしました。
「大きな窓の絵を描いていただけませんか?」
とても気に入っています。
ふと壁(窓)を見上げると、また窓の向こうにたくさんの
物語があって、ふわあっと飛んでゆきたくなる、そんな絵です。
ここを訪れてくれる親子、作家さん、色々な方に
「気持ちが軽やかになる、明るい絵ですね」と言われます。
昨日、版元さんとの打ち合わせの時、言われました。
「部屋に窓の絵を飾るというのは、風水的にものすごくよいこと」と。
そうか。
やっぱり。
本のある部屋。窓のある家。
そんな心地よい空間で、ゆったりと絵本を広げたい・・・と思いました。
ふと、1冊の本を思い出し、本棚からひっぱりだしてきました。
『かいじゅうたちのいるところ』でおなじみ、モーリス・センダックの
『ケニーのまど』。
夢の途中で目が覚めたケニー少年が、なぞかけの答えを見つけてゆく
不思議な物語。
印象的なくだりがあるのです。
ねがいごとは、いきたいところへ
とちゅうまでいったのと おんなじなんだ
ふうん。
今日は、さまざまなことが「ストン」と落ちる日でした。
そして、最後に、眠る前に娘が言ったひとこと。
「今日は、なんだかいい夢が見れそうで、ドキドキするの」