たけもとえほん横町へようこそ

いつか絵本について、子どもについて、
日々の発見やぐっときた瞬間を書いておきたい…と思っていました。


2010年のはじまりとともに、「たけもとえほん横町」も開店です。
なぜ「たけもとえほん横町」と命名したかは、少し先にお話します。


まずは、子どもたちが教えてくれたおもしろい絵本をご紹介。
お正月のめでたい感じもします。
かがくいひろしさんの『だるまさん』シリーズは、全3冊。
幼いころにあそんだ「だ・る・ま・さ・ん・が・こ・ろ・ん・だ」
のリズムで読みます。
子どもたちも体をゆすって、絵本のだるまさんのまねっこ。


かがくいさんの絵本は、昭和のにおいがします。
昨年9月に54歳の若さで急逝されたかがくいさん。
かがくいさんの絵本を開くたび、旧式のテレビ、ちゃぶ台、
こたつにみかん、、、サザエさんやドリフを思い出し、
懐かしさがこみ上げます。
まさに、お茶の間的な絵本なんです。


でも、現代の子どもたちは、懐かしさではなく、純粋に楽しむ
し、笑います。
親世代にも、もちろん子どもたちにも、「いい」感情を届けて
くれる絵本だから、好きなのです。


新刊の頃、書店に積み上げられていたこの絵本たち、実は横目
で見ていました。
でも、実際に、おもしろさを教えてくれたのは、紛れもなく
子どもたちの笑顔と「もういっかい!」の声でした。


かがくいさんに合掌。
そして、今年のはじまりに賀正。


次号の『MOE』や『イラストレーション』でも特集される
そうですよ。